「リバイアサン」(1651年)
英国の政治哲学者。トマス・ホッブス著。
今から、400年近く前の著。
国家を、旧約聖書の幻獣リバイアサンに例え。
国家とは社会契約によって成立したものとし、
国家主権への絶対服従を説いた、近代思想に大きな影響を及ぼした著。
それから、400年近く。
人類は、国家という概念で、侵略、略奪、戦争を繰り返し。
幻獣リバイアサンは、国家の例え。
リバイアサン同士、共食いし。
リバイアサン同士、殺しあってきた歴史。
これからの新時代。
5Gの通信速度を、手にしそうな現代人。
おそらく、通信技術の発達で、世界中の人々と身近に繋がる時代に。
おそらく、高速通信による同時通訳によって、言葉の壁もなく、
世界中の人々と身近にコミュニケーションがとれる時代に。
たぶん、
遠くの国の人が、隣村の人ぐらいに、身近に感じることができる世の中に。
幻獣リバイアサンは、国家のたとえ。
世界中の人々が、
身近に繋がれば、国家という概念はなくなるのかも知れない。
もう、もしかしたら。
リバイサンは、幻のように消滅してしまうかもしれない。
幻獣リバイアサンは、国家のたとえ。
旧約聖書で、神が天地創造の5日目に造り出した海の怪獣。
その巨大さゆえ、ひとたび動き出すと波が逆巻き、口から火炎を吐いたという。
キリスト教における、七つの大罪では、嫉妬を司る悪魔とされているそう。
そんな恐怖の、幻獣リバイアサン。
この世から、消滅してしまった方がいいのかもしれない。
これからの新時代のために。