8月31日。
子どもたちの、自殺が増えるらしい。
テレビのニュースで、やってるの観て。
確かに。
ぼくも、学生のころ。
夏の終わりは、情緒が定まらない感覚はあった。
吐き出しそうな不安と。
吐き出したくなる不安を、ぶちまけたいような衝動と。
なんだけど、どうしもないぐらいの渇きもあって。
のどの奥に向かって、乾いた雑巾を押し込まれてるような感覚で。
夏の終わり。
夏への未練と、冬へと向かう不安さ。
そんな気持ちになる夏の終わり。
あの頃の。
夏の終わりの、気持ちの不安定さって、なんだったのか。
ずいぶん大人になって、
あの頃を、ふり返り。
どうか、
少年、少女たち。
夏の終わりを、怯えることはない。
いや、怯えたっていい。
季節は、過ぎ去るだけ。
無限に、この悲しみが続くように思うかも知れないが、
そんなことはない。
来年は、
新しい夏が待っている。
時間は、ただ流れてるだけ。
辛い気持ちは、時間と一緒に流してしまえばいい。
だから、大丈夫。
来年は、
新しい夏が待っている。
だから、大丈夫。
なんてことはない。