雨。
しっぽりと。
しっとりと。
雨を感じて。
雨の趣を。
紫陽花に雨が滴るような。
そんな景色。
先生、86歳。
先生の友達の、こまっちゃん。97歳。
ああ・・・・・・・・・・・。
熟女コンパ。
そんな、雨の日のおけいこ。
秋分の日を、過ぎて。
これから、
一日一日・・・・・・・・。
日が短くなっていく。
一刻一刻・・・・・・。
日は短くなっていく。
これから、
冬に向かっていく。
寒くて、辛くて、厳しくて。
そんな冬に向かってゆくのは、嫌だ。
大嫌いだ。絶対に嫌だ。
そう、思っても。
地球の公転は止まってくれない。
嫌でも、止まってはくれない。
そんな、
冬に向かう、秋。
でも。
そんな秋が、美しくて。
儚さを孕んだ、美しさと。
そんな愛おしさ。
もう、
1ヶ月もすれば、冬の予感がするだろうか。
そんな、
淡々と流れる時間が、心苦しくなるほど愛おしくて。
寒くて、辛くて、厳しくて。
そんな冬が来るのを予感しながらの、秋。
だからこその、秋の美しさ。
でも、
忘れてはいけない。
寒くて、辛くて、厳しい冬だって。
淡々と流れ去る、時の流れ。
今年の冬至は、12月22日だそうだ。
冬至の日を過ぎれば。
ほら。
あとは、一日一日。
それから、一刻一刻。
春に向かって、時は過ぎてゆく。
期待膨らむ春に向かって、時は進んでゆく。
人の想いは他所に、
無常に、淡々と、時は流れゆく。
それが、忖度のない、季節の美しさ。
それが、自然の摂理。
人間不可侵の、美しく愛おしい条理。
今年は、ソメイヨシノの開花が早く。
それと同様に、
いろんな植物も、たいそう早起きで。
御衣黄(ギョイコウ)桜。
とても希少な、ライムグリーンの桜。
名前の由来は、その昔の貴族の衣の色「萌黄色」から付いたそうで。
例年と比べても、
こちらの御衣黄桜も、2~3週間ほど早い感じ。
この御衣黄桜。
先生んちに植わってる桜。
ぼくと、先生が、出会った縁のある桜。
事務所の前にいるぼくに、
「ウチの庭に変わった桜があるもんで、見にいりゃあー」と声を掛けてくれた、ばばあ。
それが縁で、生花を教えてもらって。
今年は、
植物たちは、ずいぶん早起きで。
早起きのお花に、せかせかと急がされて。。。。。。。
先生との出会いを回顧して。。。。。。