おはなのおけいこ n゜42

 

8月31日。

子どもたちの、自殺が増えるらしい。

テレビのニュースで、やってるの観て。

 

 

確かに。

ぼくも、学生のころ。

夏の終わりは、情緒が定まらない感覚はあった。

 

 

吐き出しそうな不安と。

吐き出したくなる不安を、ぶちまけたいような衝動と。

なんだけど、どうしもないぐらいの渇きもあって。

のどの奥に向かって、乾いた雑巾を押し込まれてるような感覚で。

 

 

 

夏の終わり。

夏への未練と、冬へと向かう不安さ。

 

 

そんな気持ちになる夏の終わり。

 

 

001

 

 

 

003008

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの頃の。

夏の終わりの、気持ちの不安定さって、なんだったのか。

 

ずいぶん大人になって、

あの頃を、ふり返り。

 

 

 

どうか、

少年、少女たち。

夏の終わりを、怯えることはない。

いや、怯えたっていい。

季節は、過ぎ去るだけ。

 

無限に、この悲しみが続くように思うかも知れないが、

そんなことはない。

 

 

来年は、

新しい夏が待っている。

 

 

時間は、ただ流れてるだけ。

辛い気持ちは、時間と一緒に流してしまえばいい。

だから、大丈夫。

 

 

dig

 

 

 

 

 

来年は、

新しい夏が待っている。

 

 

だから、大丈夫。

なんてことはない。