深まる秋。
木々の葉は、
枝から離れまいと紅潮するかの様に、色付いて。
草花は、
最期の悲しみを帯びた笑顔の様に、花を咲かせ。
無色の冬に向かっていく怖さを湛え。
力を振り絞るような植物の、色彩美。
悲しいほどの、色彩美。
若いころには分からなかった、秋の美しさに感嘆して。
深まる秋を感じつつ、
お花を活けて。
で、先生。
庭で採れたカリンの実を、
ウチの事務所の前に置きだして。
ああ・・・・・・・・・。
なんだか、道の駅みたい。
そんな、ハートウォーミングな、GARDENS。