おはなのおけいこ n゜51 深まる秋。 木々の葉は、 枝から離れまいと紅潮するかの様に、色付いて。 草花は、 最期の悲しみを帯びた笑顔の様に、花を咲かせ。 無色の冬に向かっていく怖さを湛え。 力を振り絞るような植物の、色彩美。 悲しいほどの、色彩美。 若いころには分からなかった、秋の美しさに感嘆して。 深まる秋を感じつつ、 お花を活けて。 で、先生。 庭で採れたカリンの実を、 ウチの事務所の前に置きだして。 ああ・・・・・・・・・。 なんだか、道の駅みたい。 そんな、ハートウォーミングな、GARDENS。