愛知県知多市Ｔさま邸　n゜6

 

２年ほど前に、施工させて頂いたお宅。

メンテナンスもあって、久しぶりにオジャマして。

 

 

2年前。

植え込み当初は、こんなカンジ。

 

 

 

ぼくらの仕事。

悔しいのは、このへん。

100％の出来で、お客様へのお渡しが出来ないコト。

 

 

フローリストさんのつくる花束は･･････。

受け渡しの、その時点で100％の美しさ。

 

 

 

 

 

 

 

でも、

ぼくら、ガーデナーは、そうもいかない。

受け渡し時点では、60％の出来がせいぜい。

 

 

 

ぼくら、ガーデナー。

草花の成長を、夢見て。

1～2年後の100％の出来を、夢見て････････････。

 

 

 

2年も経って、草花は大きく茂って･･･････････。

 

 

2年前。

こんなカンジになるのを想像して、お花を植えて。

 

 

 

オクサマ。

「ガーデニングが趣味になって･･････」

「楽しくて、いろいろお花を植えたりして････････」

とても、うれしいお言葉いただいて。

 

 

 

 

そう。

これまた、ぼくらガーデナーのジレンマ。

 

お花を植えて、お渡しして。

決して、それで完成でもなく。

施主さまのお世話が必須で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでいて、お施主さまによるカスタマイズは必要で。

ゆいが植えるお花は、基本ベース。

そのあとは、施主さまのカスタマイズをもって、初めて完成するのであって。

 

 

フローリストさんつくる花束みたいに･････････。

お渡しして、「わぁー、キレイ。」で終わらなくて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1～2年かけて、施主さまでもって、育ててカスタマイズすることは必要で。

ぼくの手を離れて、

お花を育ててもらって、花壇は完成するのであって。

 

 

 

 

 

 

 

 

花壇を造った当初。

コンセプトカラーは、グリーン・ホワイト・パープル。

その後も、

施主さまの、カスタマイズがあって。

むしろ、ゆいが植えた以上に、花壇スペースが拡大して。

ゆいの手を離れ、施主さまのセンスで、ガーデンが彩られて･････････。

1～2年後、そんなお庭を見るのが、すごく楽しくて････････。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆいがお手伝い出来るのは、

基本ベースを造ること。

花壇を100％の出来にするのは、あとはお客さま。

そういった意味では、時間をかけた共同作業だと思います。

 

 

逆に言うと、

お金を払えば、キレイな花壇を造ってもらえるかというと･･････。

そうではない。

そういうコト。

 

 

Ｔさま。

愛情持って、キレイに花壇を育てていただいて、

本当に、ありがとうございます。

ガーデニングが趣味になってもらえて、うれしい限りです｡｡｡｡｡｡

 

 

そんな、梅雨の、嬉しいひととき。

 

 

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