ゆいさんちの前は、
小川が流れている。
どうだろうか、
川の幅員は、おおよそ1mほどだろうか。
田舎の山間の集落に流れる小さな川だ。
上流には、民家もまばらで、
その水は、たいへん澄んでいる。
先日、
夜になると蛍が舞うと、
ご紹介したところ。
今晩のような蒸し暑い夜には、
多くの蛍が、漆黒の闇の中を、ほのかな灯りを瞬きながら舞い踊る。
ぼくも、
昼間の疲れを癒すべく、さんざんビールを煽ってから、
焼酎片手に、フラフラと川のへりに。
蛍。
切なくなるような懸命な明るさは、
燃え尽きるような命のはかなさも感じさせられます。
俳句においても、
ほたる火といえば、儚さを連想させるワードだった言えます。
なんでしょう、
川の縁で蛍を眺めていると、
かすかな、ほたる火のせいか、闇の深さを感じられます。
まるで、
ほたる火に手を引かれて、
闇に飲み込まれるような・・・・・・。
とても儚く、とても幽かなともしびは、
際限のない、無限に広がる闇の入口。
いけない。
悪酔いしました・・・・・・・・・・・。