どちらかというと、
秋の紅葉を観賞するなら、雨の日の方が好きです。
清々しい晴天の、青色の空をバックに、
赤や黄の黄葉を見るのは、派手すぎてあまり好きにはなれず。
青と、黄や赤の原色の重なりは、うるさすぎて下品に思うのです。
雨に煙った灰色を背景に、
紅葉を愛でた方が、美しいように思うのです。
紅葉の鮮やかな色彩は、
雨煙によって霞んだことにより、奥ゆかしい遠慮がちな美しさを感じます。
晩秋の、雨の降る日は、
奥ゆかしく美しいものです。
帰り道、近所でカメラを構えて・・・・・。
吐く息が、水蒸気を含んで白く・・・・・・。