うちのばばあ。
80歳。
会心の作。
灯明の古道具に、
梅の下がり枝を。そして椿が一輪。
下には重箱に、菜の花、ふきのとう、わらび。
タイトルは、「一枯一栄」。
毎度毎度、聞く話し。 もう、100回は聞かされただろうか。
ばばあが枯れて、若者が栄える。
いやいや。
ばばあが、一番、精力的。
誰よりも、嬉しそうに、楽しそうに、汗だくで。
かれこれ、華道歴、70年。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70年。
70年、情熱を持ち続けること。
常人では、なかなかできません。
こんな老人になりたい。
そう、思います。