このあいだ、
お客さまよりお問い合わせで。
お花屋さんで見かけたアジサイを、
庭に植えたいのですが・・・・・・。
確かに、
お花屋さんや、雑貨屋さんで、最近見ます。
くすんだグラデーションが素敵です。
調べると、
アジサイの品種改良が進んで、すごくいっぱいの花の色があります。
大体が、オランダやニュージーランドなどの輸入でしょうか。
ですが、
基本的には、花苗(切花でないもの)では、
あの発色するのが、なかなか無いんですよ・・・・・・。
あのカラーをつくるのに、土壌管理から、気温管理までなされて、あの花色になってると思います。
また、もし仮に、同じ苗が手に入って、お庭に植えたとしても、あのカラーは出ないように思います。
さらにいうと、
植物防疫上、花苗の輸入って難しそうで、
海外の土の付着した植物を、国内に持ち込みするのがダメみたいです。
品種改良の進んだ国外の苗を入手するのが不可能っぽいです。
検疫に引っ掛かるみたで・・・・・・・。
したがって、
お花屋さんや、雑貨屋さんで見た、
あのアジサイをお庭に植えたいというのは、ムズかしいんですよ。。。。
とはいえ、
変わり種のアジサイをご紹介。
咲いてから、こんな具合に変色するようで。
農林大臣賞を受賞した園芸種です。
前記のイメージに、もっとも近い園芸種かもしれません。
西洋アジサイの代表格。
純白の大輪が、ライムグリーンに変色します。
初夏から初秋にかけて開花します。
クリーム色に開花し、10月頃にピンク色に変色します。
ほかのアジサイと比べて、開花時期がズレてるので、
組み合わせて植えつけると、お庭が華やかになります。
アジサイって、
日本国が原産なんですけどね・・・・・・。
海外に行って、品種改良がすすんで、逆輸入ってカンジですね。
こんな具合に、
生花(切花)と、花苗(園芸種)って、
けっこう、分野が違うんですよ。。。。。。。
フローリストと、ガーデーナーという
2種の職業が存在する所以です。。。。。。。