今日は、8月28日。
夏も終わりに近づき、秋の気配が漂う、今日この頃。
今日の日中、厳しい残暑ではあったが、
夏のジットリとした重苦しい雰囲気とは違い、空も高く感じるような乾いた空気感があった。
今日も、仕事を終え、
家路の途中、時刻は7時に近かっただろうか。
乾いた風を感じるせいか、今日の夕日は素晴らしく綺麗であった。
盛夏のころとちがい、夜7時近いとなると日は暮れて、
物悲しい風景が広がっている。
藤色の飛行機雲が、かすかな夕日に照らされて、
東の方向に、無気力に伸びていっている。
明日は、晴れるだろうか?
そんなこと思いながら、小さな神社の参道で写真のシャッターを切った。
森のなかの神社のおやしろに、明かりがついた。
黄色と橙色の秋桜が、晩夏の風に揺れている。
ほんの少し前は、この時刻はヒグラシの大合唱が聞こえたのだが、
今日は、あたりの草陰から虫の音が聞こえてくる。
まだまだ小さなアンサンブル。
これから秋に向けてのプレリュードのようにも聞こえる。
夏から秋への移ろいを感じながら、
家路を急いだ。