岐阜県多治見市Yさま邸 n゜1
「糸、張れて。
違うて。
張るのっ。
そう。
糸。張る。ワカル?」
ばたやん、カタコトで怒鳴って。
ベトナム人技能実習生。
本当に、いいコで。
本当に、マジメ。
仕事に対しての知識も貪欲。
向上心があるからこそ、作業にも積極的。
それでいて、
愛嬌ある笑顔で、人懐っこくて。
「シャチョウ、タマニ、コワイネー」
休憩中、笑ってそんな話ししてまして。
ひと昔前。
個人宅においては、
外国人労働者が作業することは嫌がられてました。
それは、
とてつもない偏見で。
たぶん、
そこらへんの日本人よりも、
仕事にマジメで、礼儀正しく、愛嬌もある。
我々、ニッポン人。
きつくて、汚くて、危険な仕事。
みんな、嫌がります。
建築、土木の業界。
深刻的な人手不足。
外国人労働者はNGなんて言ってらんない。
我々、外構業界。
本当に、人手不足。
シルバー世代職人のリタイア後の状況が、不安で不安で。
もう、5年もすれば、
外国人の職人が、たくさんいるかも。
地下足袋はいた、
外国人の職人が主流になるんでしょう。
だって、
日本人やりたがらいのだから。