新型コロナウイルス。

外出自粛。

こんな時こそ、お庭で楽しく過ごそう。

Stay  home.  Enjoy  garden.

 

 

 

『お庭のプランニングの、コツのコツ。その2』

 

 

■お庭の目的を考える

 

お庭の使い方を考える。
それが、まず大事。

たいていの方は、お庭の使い方の考えが曖昧。
まずは、お庭で何をしたいか明確にしましょう。

ご相談を受けて、よくあるご要望をピックアップ。

 

 

 

●子どもと遊べる庭にしたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小さなお子さんをお持ちの家庭は、
お庭で子どもと遊べるスペースが欲しいとの要望が多いです。
その場合、多目的に使える、広めのスペースを確保することが大事です。
庭中央に、広めのスペースを確保して、周囲の造園構成を考えていきます。
庭床の仕上げを、石敷きにするとか、芝生貼りにするなど、
お子さんたちが遊んでもドロドロになりにくいように考えていきます。

 

 

 

 

 

●ﾊﾞｰﾍﾞｷｭｰのできる庭にしたい

 

 

近頃、人気のアウトドア・スタイル。
自宅で本格的なバーベーキューをする方も多くいます。
この場合も、スペースを広めに確保できるように考慮します。
バーベキューコンロを、デッキの上に設置するイメージの方も多くみられますが、
デッキスペースと、コンロスペースは、分けて考えてスペース確保をするほうがいいです。
熱でデッキが傷みやすいですし、デッキを油汚れから防ぐためです。
バーベキューに招待したい人数を考えて、お庭のスペース配分を考えたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

また、最近は、グランピングという概念も。
ラグジェアリーなアウトドアスタイルというテイストもあります。
その場合は、あまり土臭さを感じないようにデッキスペースが広い方がいいかと思います。

 

 

ただし、デッキスペースを広くとりたい場合、
業者さんに頼まなくてはならないケースもあるかと思います。
Ｄ.Ｉ.Ｙ.で、自分でデッキをつくるという選択肢もあります。

 

 

 

●くつろげるお庭にしたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アウトドア・リビングという考え方。
室内と屋外を一体感を持たせるお庭で、リビングを拡張していく構成です。
庭をリビングの延長線上と考えるデザインが必要となります。

 

 

 

 

 

床の仕上げ方。空間の造り方。そして家具。
プロに頼まないと、難しい空間構成かもしれません。

 

 

 

●家庭菜園のできるお庭にしたい

 

 

ベジタブル・ガーデン。
野菜をお庭で育てて、お料理も使って。
とても素敵な、お庭の考え方です。
野菜を美味しく育てるためには、日照はとても大事な要素でして。
また、病害虫予防を考えると、風通しの良い広いスペースが必要だと思われます。
そうなると、広くて、日照の良い、お庭のメインスペースを菜園が占めることになります。
スタイリッシュなお庭に、菜園を混在させるのは難しいかもです。

 

 

■お庭の目的を考える　まとめ

お庭という、空間をどうしたいか。
そのイメージを持つことは、とても大事。
お庭の用途を、しっかり考えて、造園プランを練りましょう。

とはいえ、
注意しておきたいのは。
お庭の用途が、経過年数によって変化があること。
若いころは、子どもが遊べる庭にして。
中高年になったら、お庭で夫婦で寛げる場所にして。
老年になったら、お庭でお野菜を育てて。

もしかしたら、
経過年数によっては、子どもが大きくなってバーベキューに付き合ってくれなくなるかも。
もしかしたら、
経過年数によっては、子どもの駐車場確保のために、お庭を潰すということがあるかも。

 

大事なのは、
今から先、5年間。
お庭で何をしたいのか？
自宅で、家族と一緒に。今、何をしたいのか？
お庭もリフォームありきで、造園することが大事だと思います。
そのことを念頭に、お庭という空間をどうしたいのかっていうビジョンを持ってプランニングすることが大事。

家族とのライフスタイルを考える。
それが、お庭を考えるうえでの第一歩。

 

 

 

 

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