カテゴリー別アーカイブ: おはなのおけいこ

おはなのおけいこ n゜53

 

おはなのおけいこ。

先生に教えを請うて、丸4年。

 

先生から、段階を踏んで教えていただいて。

最初は、当然、基本構成から。

そして、徐々に生け方を教えて頂いて。

簡単そうに見えるが、なかなかそうでもなく。

花を活ける手が止まりながら、教えて頂いて。

 

花の表情、向き、色、フォルム、立体感、奥行き。

それらを感じて、生けるのが難しくて。

試行錯誤の、4年間。

生け花の奥深さを感じての、4年間。

 

 

今回、ちょっとだけ、生け花の真髄を教えて頂いて。

 

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こちらの生け花。

生けた花の本数は、5本。

要は、最小本数で、きっちり魅せる技術。

胡蝶侘助

 

 

こちらも、侘助椿の花と、葉枝を、4本のみで構成。

写真映えがしなくてアレですが。

本当に、無駄がない美しさ。

だからこそ、本当に技術がいる難しさ。

 

太郎庵

 

 

 

常々。

先生、おっしゃいます。

「生け花は、フラワーアレンジとは違う。

お花をたくさん使って、お花代を頂くのとは違う。

少ない花を活けて、技術のお代を頂くのが、生け花だ」と。

 

 

最小本数の花で魅せる技術。

無駄のない美。

引き算の美。

フラワーアレンジとは異なる技術。

これぞ、生け花の核心だと思います。

 

 

 

今年最後の、おはなのおけいこ。

来年からは、生け花の核心を、ちょっとずつ教えて頂けるようになりたい所存です。

 

 

 

おはなのおけいこ n゜52

 

朝晩なんかは、

めっきり寒くなって。

 

とはいえ、

今年は、暖かな冬の始まり。

 

暖かなせいなのか、

コロナ禍のせいなのか。

クリスマス気分にも、年末気分にも、なりゃしない。

 

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人間様。

ウィルスで、ばたばたしてる様子は、

植物たちには、どこふく風。

 

植物は、

ちゃんと、葉が色付き。

ちゃんと、実を結び。

ちゃんと、冬の花は咲きだして。

 

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世の中の、

クリスマス・ムード。

年末ムード。

今年は、なんとも色褪せてるかもしれないけど。

 

植物たちは、ちゃんと、色鮮やかに色彩を放ち。

 

人の世の、沈鬱ムードなんて、どこ吹く風。

そんな、

植物の美しさに、惚れ惚れして。

 

 

おはなのおけいこ n゜51

 

深まる秋。

 

木々の葉は、

枝から離れまいと紅潮するかの様に、色付いて。

 

草花は、

最期の悲しみを帯びた笑顔の様に、花を咲かせ。

 

 

無色の冬に向かっていく怖さを湛え。

 

力を振り絞るような植物の、色彩美。

悲しいほどの、色彩美。

 

若いころには分からなかった、秋の美しさに感嘆して。

 

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深まる秋を感じつつ、

お花を活けて。

 

 

 

 

 

で、先生。

庭で採れたカリンの実を、

ウチの事務所の前に置きだして。

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ああ・・・・・・・・・。

なんだか、道の駅みたい。

 

 

そんな、ハートウォーミングな、GARDENS。

 

おはなのおけいこ n゜50

 

 

ばばあ・・・・・・・・・・・・・。

元気なのか・・・・・・・・・・・・・・・?

 

そんなメールも、ちらほら頂いて。

 

 

元気です。

変わらずに。

 

 

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秋、深めいて。残花。

虫食い葉。それ、また、風情。

 

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深まる秋。

センチメンタルな、秋。

 

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ばばあ・・・・・・・・・・・・。

いや、先生。

 

なんてたって、84歳。

 

コロナに罹れば、そりゃイチコロ。

 

コロナを警戒しつつ。

ひっそりと、生け花。

 

 

おはなのおけいこ n゜49

 

なんだか、

世の中。

重苦しい雰囲気で。

身動き出来ない状況で。

 

 

もしかしたら。

近しい人を、失うかもしれない。

 

いや、

もしかしたら、

病気にかかって、自分自身を失うかもしれない。

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春の花、クリスマスローズ。

ユキヤナギと、スターチスをあしらって。

 

 

 

こんな時だからこそ。

なにか出来ることはないかな・・・・・・・・・?

 

植物、お花の魅力で、

人に伝えることは出来ないかな・・・・・・・・・・・・?

 

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春の花。

モクレンを活けて。

 

 

何かしたいけど、何も出来ない。

なんせ、動かないことが感染症対策だから。

動かないことが、人のためになる。

そんな皮肉・・・・・・・・・・・・。

 

 

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アケビの曲がり枝。

ワビスケ椿を添えて。

 

先生と、ぼく。

2人だけで、おはなのおけいこ。

体調確認のうえ、換気しながら、おけいこして。

 

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日本人の心。ソメイヨシノ。

ツバキとあわせて。

 

 

行動抑制。それが感染症対策。

動かないことが正解。

 

 

だけど、こんな時こそ、

何か出来ないだろうか?

人のために、何か出来ないだろうか?

動けない、今。

何か出来ないだろうか?

 

 

終わらない冬はないんだから。

桜は、春になれば来年も咲くんだから。

 

 

動けない、今。

そんな時こそ、ぼくらに何か出来ないだろうか?

みんなで、考えよう。

 

 

 

 

 

おはなのおけいこ n゜48

 

三寒四温。

寒い日が3日続いて、あたたかい日が4日続いて。

春先を表す言葉。

 

春先は、大気が不安定で、

高気圧と低気圧が、交互に訪れて。

 

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椿の花。

ボケの下がり枝をあしらって。

 

冬の終わり。春の訪れ。

 

 

 

 

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椿と、梅。

冬の名残りと、春の期待。

 

 

 

 

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早咲きの河津桜と、菜の花。

もう間近の、春。

 

冬の終わりを名残惜しんで、

春を待ち遠しく。

今日、このごろ。

 

 

●●●お知らせ●●●

おはなのおけいこは、
昨今の感染症の事態を鑑み、しばらくお休みとさせて頂きます。
開催につきましては、今後の情勢を見極めて判断したいと思います。

84歳の、ばばあに感染させちゃいけない。
ばばあを大事に思って・・・・・・・・・・。

GARDENS nagoya 代表 由井孝幸

 

 

おはなのおけいこ n゜47

なんだか、

すっかり暖かい冬で。

 

寒いと寒いで、文句がこぼれるくせに。

暖かな冬だと、少々淋しくも感じ。

 

自分勝手な思惑もありつつ、

冬の寒さを恋しがり。

 

 

ほら。

ユキヤナギも、早々に蕾を膨らませて。

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街路樹のユキヤナギも、日当たりいいところだと、

ちょっと咲いてたりして。

早起きしすぎだと、車窓から諌めたりして。

 

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早春の花。

蝋梅(ロウバイ)。

露地モノでも、暖冬の影響か満開時期が早い気がします。

 

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蝋梅(ロウバイ)。

吐く息、白く。 息吸う、両鼻はヒリっと痛く。

金属的な冷たい空気を吸ったとき。

ふわっと香る蝋梅の甘い香り。

 

冷たい空気に、ふわっと混ざる、蝋梅の甘い香りは、

春への予感。

そんな風情。

 

でも、今年は暖かな冬で。

淋しく感じつつも、自分勝手な思惑に反省して。

 

 

 

 

 

GARDENS nagoya おはなのおけいこ

■ 毎月第2、4木曜日(月2回)
■ 午前11時ごろより1時間半程度
■ 月謝¥6,000(花代含む)※欠席の場合、返金不可
■ 山田花翠先生 (花野会創師:創流1981年)
■ お問い合わせ 052-739-7173 窓口:由井(ゆい)
■ 見学無料  お気軽にお問い合わせください

 

 

おはなのおけいこ n゜46

 

師走の、気忙しい時期。

 

こんなときは、

気を落ち着かせて、生け花を。

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今年の春は、暖冬だとか。

街路樹をみてても、

紅葉しても、落葉が随分遅いような気がします。

 

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寒い冬は、何処に。

 

冬の美しさ。

 

緊張感のある美。

 

そんな冬を楽しみつつ。

 

 

 

おはなのおけいこ n゜45

 

生け花、習って、

もう、3年。

 

「四十の手習い」なんて、言うけれど。

 

3年習って、

改めて、生け花の奥深さを、実感して。

 

 

花を手にとっては、

自分の得意な型に、はめこんで生けて。

というか、それ以外の型ができない。

 

そんなことを、先生に指摘され。

 

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もう、こんな感じ。

うなだれるような心境で。

 

 

基本以外の型で生けようとすると、

とたんに、手が止まって。

どう、生けたら分からなくて。

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先生、おっしゃるには。

基本は基本。

お花で遊べるようになると、生け花が楽しくなる。

もう、次の段階に行きなさい。

 

そう、教えていただいて。

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生け花の奥深さに、感嘆して。

ため息が、空に、白く溶けていきます。

 

 

 

 

GARDENS nagoya おはなのおけいこ

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■ 見学無料  お気軽にお問い合わせください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おはなのおけいこ n゜44

 

今年は、残暑というか。

日中は、秋の気配を全く感じられず。

30℃を超えるような真夏日もあったりして。

 

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遅咲きの酔芙蓉(スイフヨウ)を活けたりして。

 

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秋を意識して、リンドウ。

 

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秋は意識するものの、

こんなにも暑いと。

季節感も、なんだかナンセンスに思えて。

 

 

 

 

秋のヒガンバナ。

別名、「曼珠沙華」とも。

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ばばあが、ポツリと呟いて。

「今年は、ヒガンバナが、ずいぶん遅いね・・・・・・・・・・。」

 

確かに、もう、お彼岸が明けるというのに。

土手や、田んぼの畦でも、あんまり見ないような気が。

 

きっと、

この季節ハズレの暑さのせい・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

先日の、

国連気候行動サミットの、グレタさんのスピーチ。

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16才の少女の、涙を浮かべた怒りのスピーチに心を打たれ。

我々大人は、利害関係で気候問題を先送り。

そのツケを、ぼくら子ども世代に押し付けて。

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あの大統領のみならず、

我々大人が、地球のことを、ちゃんと考えないと。

子どもたちに押し付けるんじゃなくて。

 

 

 

お彼岸を明けて咲き出した曼珠沙華・・・・・・・・・・・。

 

お花の季節感は、どこへやら。

ニッポンの秋は、どこへやら。

地球温暖で、いいのやら。

大人はこれで、いいのやら。